小学校5年生の英語科では こんな学習をします。 |
◆ | 英語科のねらい | |
「ひろしま型カリキュラム」の英語科は、英単語に慣れ親しませながら、単語のレベルにおけることばについての知的な気付きを大切にする学習を重視し、ことばのネットワークづくりを進めることを目指しています。そのために、@単語の意味や仕組み、単語と単語のつながりについて理解を深めること、A日本語と英語の相違点に気付き、それぞれの特質を理解できるようにするとともに、日本語と英語の共通点に気付き、ことばのもつ普遍性を理解できるようにすること、Bそして、こうした知識・理解をもとに、ことばの意味や規則性に基づき単語と単語を組み合わせて新しい単語や語句をつくることを通し、決まり文句を覚えるだけでなく、場面に応じて自分のことばで表現できる力の基盤を培います。 | ||
◆ | 英語科の学習の目標 | |
@ことばや文化への関心を高めます。 A英語を聞いたり話したりすることに慣れ親しみます。 B積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を身につけます。 |
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◆ | 評価について | |
英語の学習を通してことばへの関心・意欲・態度を評価の観点とします。英語科は、中学校との5年間を見据えたものであり、「知識・技能」や「活用」については中学校で扱うことから、小学校段階では導入期として、「関心・意欲・態度」について評価します。発音が上手にできるか、あるいは会話ができるようになったか、500単語をたくさん覚えたかなどという技能や言語習得の程度を評価するのではなく、英語の学習への意欲やことばへの関心が育まれていく様子について、児童の学習に取り組む姿を通して評価します。学習過程における行動やふり返りカードの記述、またパフォーマンス評価を重視します。 | ||
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単元・題材 | 学習すること | |
前 期 |
Lesson1 英語の世界へようこそ |
・日本語と英語の違いに気付くようにします。 ・英語による指示を聞いたり、あいさつや簡単な自己紹介をしたりすることに慣れるようにします。 ・英語によるあいさつや簡単な自己紹介を通して、教師や友だちと楽しくコミュニケーションを図ろうとする態度を身につけるようにします。 |
Lesson2 クイズをしよう(1) |
・動物の名前や果物の名前、数の言い方に慣れるようにします。 ・身近な事物や電話番号をたずねたり、伝えたりして友だちと楽しくコミュニケーションを図ろうとする態度を身につけるようにします。 |
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Lesson3 身の回りのこと |
・曜日・時刻・天気などの言い方に慣れるようにします。 ・曜日・時刻・天気などについて、友だちと楽しくコミュニケーションを図ろうとする態度を身につけるようにします。 |
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Lesson4 好きなもの |
・日本語と英語のことばの仕組みの違いやことばを入れ替えると別の表現がつくれることなどに気付くようにします。 ・野菜、動物、果物、スポーツの言い方に慣れるようにします。 ・相手の好みをたずねたり自分の好みを伝えたりして、友だちと楽しくコミュニケーションを図ろうとする態度を身につけるようにします。 |
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これまでの復習1 | ・これまでに学習した英単語に慣れます。 | |
後 期 |
Lesson5 いくつか伝えよう |
・日本語と英語のことばの仕組みの違いに気付くようにします。 ・数の言い方や数とものを組み合わせた言い方に慣れるようにします。 ・数をたずねたり答えたりして、友だちとコミュニケーションを図ろうとする態度を身につけるようにします。 |
Lesson6 ほしいもの |
・日本語と英語の発音の違いに気付くようにします。 ・文房具や花、昆虫、は虫類、食べ物などの言い方に慣れるようにします。 ・相手にほしいものをたずねたり自分のほしいものを伝えたりして、友だちと楽しくコミュニケーションを図ろうとする態度を身につけるようにします。 |
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Lesson7 説明しよう |
・名詞と名詞を組み合わせる活動を通して、ことばへの関心をもつようにします。 ・色や図形の言い方に慣れるようにします。 |
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Lesson8 クイズをしよう(2) |
・ことばを連想する活動を通して、ことばへの興味・関心をもつようにします。 ・既習の単語を聞いたり話したりすることに慣れるようにします。 |
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Lesson9 わたしの夢 |
・日本語と英語の違いやことばの仕組みについて気付くようにします。 ・〜をやってみたい、〜にいってみたいという言い方に慣れるようにします。 ・自分のやってみたいことや行ってみたいところを伝え合いながら、友だちと楽しくコミュニケーションを図ろうとする態度を身につけるようにします。 |
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これまでの復習2 | これまでに学習した英単語や表現に慣れます。 |