小学校5年生の言語・数理運用科では こんな学習をします。

 

言語・数理運用科の目標

 

 日常生活に見られる様々な事象について、テキストから目的に応じて必要な情報を取り出し、各教科等で身につけた知識や経験と関係付けて思考・判断し、自らの考えを適切に表現する力を育成します。

言語・数理運用科でつけたい力

 

@各教科の学習をもとに、思考力・判断力・表現力を向上させます。
A各教科で身につけた知識・技能を実生活に活用できる能力にまで高めます。
B学習したことが日常生活で生きて働くことを実感させ、学習に有用感を持たせます。
 言語・数理運用化では、「比較して考えること」「分類・整理して考えること」「要因となる事柄に関連づけて考えること」「多面的・分析的・総合的に考えること」「類推的・帰納的・演繹的に考えること」「評価して考えること」などの思考方法を学んでいきます。

評価について

 

(情報を取り出す力)
 言語や数学的な表現などを用いて表現された様々なテキストを読んだり、数理的に処理したりして理解し、目的に応じて必要な情報を取り出すことができる。
(思考・判断する力)
 取り出した情報を各教科で身に付けた知識や経験と関係付けながら、筋道を立てて考え、判断することができる。
(表現する力)
 自らの考えや意見をまとめ、言語や数学的な表現などを用いて、目的や相手に応じて、理由を示し、筋道を立てて表現することができる。

 

 

 

単元・題材

学習すること



標識の秘密を探ろう

 道路標識や県のマークなどをテキストにして学習を行います。複数の標識などを比較、分類・整理したり、類推的、帰納・演繹的に考えたりして、標識の規則性をみつけ、制作者の意図や工夫を考えます。これらをもとに、自分で標識やマークを考え表現します。

アストラムラインで楽しもう

 アストラムラインの運賃表・時刻表、沿線施設ガイドから情報を取り出し、与えられた条件を考慮しながら、目的に合った「お出かけプラン」を考え、表現します。運賃表・時刻表は児童の実態に応じて読ませ、四則計算等を活用して数学的に処理して考えます。

ザ・広島ブランド

 「ザ・広島ブランド」の募集ちらしや、「ザ・広島ブランド」のパンフレットから情報を取り出し、取り出した情報を関連づけて、産品が選ばれた理由を調べ、「ザ・広島ブランド」の取り組みの意図を考えます。考えたことをもとに、新聞記事やカルタに表現します。

インターネットで検索したら

 インターネットの検索サイト、検索結果、いかがわしいサイトの資料から情報を取り出し、サイトの問題点や制作者の意図を考えます。また、「ちょっと!離れて!電子メディア」のパンフレットから電子メディアとの付き合い方を考え、それをマンガ(4コマなど)に表現します。



お好み焼きの材料を買いに行こう

 スーパーの広告から情報を取り出し、広告の制作者の意図や工夫を考えます。また、お好み焼きに必要な材料を買う場合の買い方を考え、代金について四則計算を活用し、筋道立てて考え、数学的に表現し、それぞれの買い方のよさを比較します。これらの学習をもとに、スーパーの広告を作成します。

未来の給食を考えよう

 10種類の給食の献立を、給食の歴史年表をもとに、分類・整理し、古い時代順に並び替え、給食の役割、歴史について考えます。考えたことをもとに、30年後の給食を根拠を持って考え、絵や言葉で表現します。

広島の路面電車

 広島の路面電車について、文章・年表・グラフ・図などから情報を取り出し、多面的・総合的に路面電車のよさを考え、世界で路面電車が見直されている理由を考えます。自分が考えた広島の路面電車のよさを、短い言葉、文章、図、表などを使ってパンフレットやリーフレットに表現します。


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