小学校6年生の言語・数理運用科では こんな学習をします。

 

言語・数理運用科の目標

 

 日常生活に見られる様々な事象について、テキストから目的に応じて必要な情報を取り出し、各教科等で身につけた知識や経験と関係付けて思考・判断し、自らの考えを適切に表現する力を育成します。

言語・数理運用科でつけたい力

 

@各教科の学習をもとに、思考力・判断力・表現力を向上させます。
A各教科で身につけた知識・技能を実生活に活用できる能力にまで高めます。
B学習したことが日常生活で生きて働くことを実感させ、学習に有用感を持たせます。
 言語・数理運用化では、「比較して考えること」「分類・整理して考えること」「要因となる事柄に関連づけて考えること」「多面的・分析的・総合的に考えること」「類推的・帰納的・演繹的に考えること」「評価して考えること」などの思考方法を学んでいきます。

評価について

 

(情報を取り出す力)
 言語や数学的な表現などを用いて表現された様々なテキストを読んだり、数理的に処理したりして理解し、目的に応じて必要な情報を取り出すことができる。
(思考・判断する力)
 取り出した情報を各教科で身に付けた知識や経験と関係付けながら、筋道を立てて考え、判断することができる。

(表現する力)
 自らの考えや意見をまとめ、言語や数学的な表現などを用いて、目的や相手に応じて、理由を示し、筋道を立てて表現することができる。

 

 

 

単元・題材

学習すること



100円パーキングの秘密

 100円パーキングの看板から数値や言語などで表現された情報を取り出し、式や表、グラフなどを活用し、ある時間帯の料金を考えます。複数の駐車場を比較し、看板の制作者の意図や工夫を考えた上で、駐車場の看板を作成し表現します。

マナーを守って電子メールを利用しよう

 チェーンエールやデマメールなどの電子メールの文章や、電子メールに関する資料から情報を取り出し、情報の真偽を判断したり、偽りの情報の影響や、情報の発信の仕方について考えます。電子メールの活用について考えたことをマンガにまとめて表現します。

ザ・広島ブラ広島の特産品「もみじまんじゅう」

 もみじまんじゅうの歴史「もみじまんじゅう物語」から情報を取り出し、その内容を「もみじまんじゅう年表」にまとめ、もみじまんじゅうのよさや特徴を考えます。もみじまんじゅうのよさや特徴をキャッチコピーで表現します。

3人の生き方から
〜シュモー博士、和田毅、マザー・テレサ〜

 文章資料から、3人の行ったこと、よさなどの情報を取り出し、3人の生き方の共通点を考えます。その共通点をテーマとして座談会を開催することを想定し、児童が司会者となり、3人のしたこと、自分の考えを伝えることができるシナリオを考え、表現します。



マイカーに乗るまぁデー

 ポスターや新聞など「マイカー乗るまぁデー」の取り組みに関する資料から情報を取り出し、その情報から、「マイカー乗るまぁデー」の取り組みを増やす方法を考えます。「マイカー乗るまぁデー」の取り組みを市民に伝えるため、言葉や数値を活用して、ポスターに表現します。

地場産物を使った広島らしいメニューを考えよう

 地場産物マップ、地場産物紹介表、レシピ集などのテキストから情報を取り出し、それらの情報を関連させて、地場産物を使った広島らしいメニューを考えます。考えたメニューはキャッチコピー、紹介文と絵で表現します。「レストランバージョン」と「給食バージョン」のどちらかを選択して学習します。

緑のカーテンは地球を救うか?

 壁面緑化を行った教室と行っていない教室の室温を比較したり、緑のカーテンが吸収した二酸化炭素量を計算したり、エコチャレンジの取り組みの意味を考えます。その結果と自分の考えをリーフレットに表現します。

広島お好み焼き物語

 2つのグラフを関連づけて広島のお好み焼きの店の多さに関心を持たせます。不ラフ、文章、写真などの資料から情報を取り出し、それらを関連づけてお好み焼きの人気の秘密を考えます。考えたことはCMナレーションで表現します。


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